東京都内の“呪いの神社”徹底調査|都市伝説で噂される場所5選
東京都内には、観光名所として名高い神社が数多く存在しますが、一方で“呪い”や“祟り”といった都市伝説に包まれた神社も点在しています。今回は、そんな不思議な噂や心霊現象が語り継がれている東京都内の“呪いの神社”を5つ厳選し、徹底調査しました。
1. 将門塚(しょうもんづか)|平将門の怨霊が祀られた最恐の地
東京のど真ん中に眠る怨霊伝説
大手町のビル街に突如として現れる「将門塚」。ここは、平安時代の武将・平将門の首塚とされ、彼の怨霊を鎮めるために設けられたと伝えられています。将門は反逆者として討たれましたが、死後もその怒りはおさまらず、首塚の周囲で不可解な事故や病が続出したという記録も。戦後にGHQがこの地に建物を建てようとしたところ、不審な事故が相次ぎ、計画は中止されたという有名なエピソードもあります。
現代でも続く“触れてはならない”伝承
現在も塚の整備や参拝には細心の注意が払われており、「工事関係者が供養せずに作業すると祟りがある」という噂も根強く残っています。東京都心にあるにもかかわらず、周囲の空気が一変するような不気味さは、訪れる者の心に深く残ります。
2. 於岩稲荷陽運寺(おいわいなり よううんじ)|四谷怪談の実在モデル
四谷怪談の舞台となった神社
四谷にある於岩稲荷陽運寺は、江戸時代の怪談「四谷怪談」のモデルとされる「お岩さん」を祀っていることで知られています。お岩さんは夫に裏切られ、毒を盛られて無念の死を遂げたとされ、その怨念が現世に災いをもたらすと恐れられてきました。境内には“縁切り”と“縁結び”の両方の祈願があり、不思議な力を宿すと信じられています。
映画・演劇関係者が必ず参拝する理由
お岩さんを題材にした作品を作る際には、必ずこの神社に参拝して「事前に祈願しないと祟られる」と言われています。実際に祈願せずに上演した舞台で事故が続出したとの都市伝説も。また、陽運寺の隣には「田宮神社」というお岩さんを祀ったもう一つの神社もあり、両方を参拝することで無難に済むという噂が絶えません。
3. 鬼子母神堂(きしもじんどう)|子を奪う鬼の神が今も潜む?
慈母と鬼母、二面性を持つ神
豊島区雑司が谷にある「鬼子母神堂」は、一見穏やかな雰囲気の神社ですが、その由来は非常に恐ろしいものです。元は子どもを食らう鬼であった鬼子母神が、仏教の力によって改心し、子どもの守り神になったという説があります。しかし、今でも「供養を怠ると鬼の本性が現れる」として、慎重な対応が必要とされます。
境内の杉の木にまつわる怪談
境内には樹齢数百年の大杉があり、地元ではこの木に「怨霊が宿る」と噂されてきました。木に耳を当てると“赤子の泣き声が聞こえる”という都市伝説も存在。実際に深夜に訪れた人が異音を聞いたと語ることもあり、都市伝説ファンには外せないスポットです。
4. 豊川稲荷東京別院|見えない力が蠢く“願掛け地獄”
芸能人も通うが…呪術的な噂も
港区赤坂にある「豊川稲荷東京別院」は、芸能人の信仰者が多いことで知られています。商売繁盛や願望成就のパワースポットとしても人気ですが、一部では「願いを叶える代わりに代償を求められる」と囁かれています。実際に“強すぎる念”がこもっており、無闇なお願いは危険だとするスピリチュアル系YouTuberの報告も複数存在します。
狐像と目が合ったら…
境内には数多くの狐像が並びますが、「目が合ったらついてくる」「お願いした夜に夢枕に立つ」など、不思議な体験談も絶えません。過度な願掛けは身を滅ぼすとも言われ、ある種の“神仏リスク”を感じさせる場所となっています。
5. 烏森神社(からすもりじんじゃ)|陰陽の気が交錯する場所
サラリーマンに人気の神社の裏の顔
新橋駅近くに位置する烏森神社は、サラリーマンの間では“出世運”や“仕事運”に強い神社として有名ですが、一部では“陰と陽が極端に交わる地”とされ、スピリチュアル的には“危険地帯”とも言われています。実際に、拝殿の裏手は妙に空気が重く、「具合が悪くなった」という報告も少なくありません。
奇妙な“祈願札”の儀式
烏森神社では、他の神社では見られない「色付きの祈願札」に願いを書いて奉納する独自のスタイルがあります。この札にまつわる“呪術的効果”があるという説もあり、「逆に不運が加速した」との口コミも。願いの種類や書き方に注意が必要とする都市伝説が残っています。
都市伝説に惑わされすぎないために
紹介した5つの“呪いの神社”は、いずれも東京都内にあり、気軽に足を運べる距離にあります。しかし、信仰や霊的なものに対する感受性は人それぞれ。伝説に興味があるとはいえ、敬意を持って参拝することが最も大切です。軽率な行動は思わぬトラブルを招くこともあるため、節度をもって訪れるようにしましょう。
まとめ|神社は“畏れ”と“敬い”をもって接すべき場所
神社は本来、神聖な場所です。その中で「呪い」や「祟り」という言葉が付きまとう神社には、何かしらの強い歴史的背景や人々の思念が宿っているのでしょう。都市伝説はあくまでも“話の種”であり、事実とは限りませんが、その地に流れる独特の空気を感じることで、新たな視点で東京を見つめ直すことができるかもしれません。