畑に生えてしまった雑草! その種類と特徴とは

ライフハック

家庭菜園に植えたキュウリ、トマト、ナスなどの苗も順調に育ち大きくなってきました。ですが同時に、あの厄介者の雑草も順調に?生えて大きくなってきました。この育った雑草(厄介者)をどうするか? 又、どうできるか? 除草についていろいろ考えてみました。 家庭菜園の除草した雑草の取り扱いについて検討している方、次の方法を参考にして下さい。

 

1)除草の方法

2)除草した雑草の対処方法

3)雑草を生えなくする方法

などを紹介します。

 

あんな草、こんな草 と厄介な雑草ですが、除草の方法を検討する前に、まず雑草にはどんな種類があるんでしょうか。

雑草は大きく二つに分けられます。それは、1年草と多年草です。

 

「1年草の雑草」

春に発芽して夏から秋に開花し、冬に枯れる「夏生(かせい)一年生雑草」があり、秋に発芽して冬を越し、春に開花して夏に枯れる「冬生(ふゆせい)一年生雑草」の2種類があります。 1年草は1年で枯れて地上から姿を消しますが、種を残しますので自然に枯れるのを待つのではなく、成熟する前に 枯らすことが大切です。

この2つの1年草の主な4つの雑草の種類と特徴です。

 

エノコログサ(狗尾草)                                         、俗に「ネコジャラシ」と呼ばれ、細長い葉と犬の尾に似た穂がつき、あらゆる場所で繁殖します。 抜き取りやすい雑草ですが、開花期(7~9月ごろ)より前に除草して、タネの飛散を防ぐようにしましょう。

メヒシバ(雌日芝)                                            、7~9月には花が咲きます。細長い葉や穂が特徴で、ほふく状に広がる茎から根を下ろして繁殖します。オヒシバ(雄日芝)は、メヒシバよりも茎や葉、穂が太く、ひとつの根元から葉が出る株立ち(かぶだち)で育ちます。

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)                                     「カラスノエンドウ」の名で知られるつる性の雑草です。冬を越して3~6月頃に開花してさやの中にタネを作り、葉の先についた巻きひげが周囲の植物やフェンスなどに絡みつき、90cm程度まで大きく伸びることがあります。

ホトケノザ(仏の座)                                          開花期は3~6月頃ですが、秋にも咲く場合があります。高さは10~30cmほどで、仏様が座る台座に葉の形が似ていることから、ホトケノザと名づけられました。                              このホトケノザは食用にできないので注意してください。

「多年草の雑草」

根が残っていて2年以上生存する草花を指し、雑草の場合は「多年生(たねんせい)雑草」と呼ばれます。このように多年草は、地上部は一旦枯れますが地下部が生き残り、翌年になると、同じところからまた生えてくる宿根性の雑草です。 なかには地下茎が伸びて繁殖するものもあります。

主な4つの雑草の種類と特徴です。

 

カタバミ(片喰)                                              5~9月頃には、白や黄などの小さな花が咲きます。一部分が食べられたようなハート形の葉は、夜になると下向きに閉じ地をはうように生育し、繁殖力が強い植物です。

スギナ(杉菜)                                              地下茎も繁殖するやっかいな雑草です。春になると、胞子をもつ茎のツクシ(土筆)と、光合成で栄養を作る茎のスギナが地上に生えてきます。

タンポポ(蒲公英)                                            3~9月頃に開花した後、綿毛のついたタネを飛ばして繁殖します。タンポポは、日本生育の「ニホンタンポポ」と外来種の「セイヨウタンポポ」があり、交雑種も見られます。

ドクダミ(毒だみ)                                            日照時間が少なく湿度の高い場所を好みます。地下茎を広げながら繁殖し、6~7月には白い花を咲かせます。ドクダミは薬効で知られ、健康茶などに用いられます。

 

 

畑に生えてしまった雑草を根から抜くのはNG!? 上手く除草する方法とは

 

エィ ヤァ! と畑に生えている雑草を抜くのは気持ちが良いですが、根から抜くのはNG! と言われています。 それは雑草を根から引き抜くと、抜いた根の周りの土が固くなり、固くなってしまった土は栄養や空気を含みにくくなり、作物の根の張り方が悪くなります。 そして、根張りが強く繁殖力のある雑草が育ちやすくなります。

それでは、雑草を上手く除草する方法ですが、鉄則は、雑草の花が咲き、種が付く前に取り除くことです。 堆肥などの有機物でマルチされていると雑草の発生が少なく、除草もしやすくなります。

 

 

畑に雑草が生えてしまった!? 生えてしまった雑草の対処法とは

生えてしまって除草後の雑草の対処法を紹介します。一つ目は、捨てずに有機マルチや堆肥にして利用する方法です。 そして二つ目は、マルチとして雑草を通路や畝に敷いておき、過湿や乾燥から土を守るという方法があります。

 

堆肥にする

堆肥は有機物で作った土ですから 雑草はその土地の栄養分を十分吸収していますので堆肥としては最適です。その作り方は地面に雑草と米糠を交互に積み重ね、水を掛けながら踏み固めその上に周りの土をかぶせ、1ケ月おきにかき混ぜるとこの雑草が栄養分を含んだ土(堆肥)に生まれ変わります。

 

(マルチにする

雑草を畑の通路や畝に敷いておくと、過湿や乾燥から土を守る効果がありこれがマルチです。この雑草を使えば放っておいてもその内に土に還るので後片付けも必要ありません。

 

 

畑に雑草が生えてこなくする方法は?

 

畑に雑草が生える度に除草するのはとても大変です。そこで生えてこない様にする予防法を紹介します。

 

(防草シートを張る)

作物の間の通り道に遮光率が高く防草シートを張っておくと、地中に光が届かなくなり雑草の発芽を抑えます。耐用年数は7~10年くらいです。

 

(黒マルチを張る)

黒マルチは遮光効果が高いため、光を弱め光合成を妨げて雑草の成長を抑制することが出来ます。この黒マルチは、防草シートに比べ耐用年数は短く数年です。

 

 

(まとめ)

畑に生えてしまった雑草! それを除草する、大変ですよね。

まず除草ですが、根まで抜くと抜いた根の周りの土が固くなり、作物そのものの出来が悪くなるという事ですので、上手く除草する方法を紹介しました。

次に、面倒な除草した雑草の対処法です。この対処法は、雑草を堆肥にしたりマルチにすることで土に栄養分を与えることが出来、土が過湿になったり乾燥する事を防ぐ方法を紹介しました。

そして最後に、畑に雑草が生えなくする方法も紹介しました。

最近は、食生活も豊かになり雑草を食べると言う事はほとんどありませんが、雑草の中には食用に出来ない雑草(ホトケノザ)もありますし、有毒の草もあります。 食用にする時は、植物図鑑などを良く読んで下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました