以前、業者にエアコン掃除を依頼したときに「エアコン掃除の頻度は1年に1回、もしくは2年に1回出来るといいですよ。」と教えてもらったことがあります。
エアコン掃除というと、こまめにやらないとホコリが溜まりやすい。嫌な匂いが消えない。というイメージでしたが意外と低頻度で驚きました。
エアコンを使っている部屋の状況や使用頻度によってはエアコン掃除のおすすめ頻度は変わるそうです。
たとえば、エアコンの使用頻度が高いリビングやペットを飼っている・タバコを吸っている部屋では汚れも溜まりやすいので1年に1回。
逆に使用頻度が低い寝室は2年に1回がおすすめだそうです。
とはいえ業者に依頼すると費用もかかってしまいますよね。
そこで自分でエアコン掃除をする方法を見ながら、「自分で掃除をすること」と「業者に依頼すること」どちらが良いのか一緒に考えてみましょう。
エアコン掃除は月に何回?自分でエアコン掃除をする頻度とは
エアコンの取扱説明書を見てみると、週1回〜月2回のペースでの掃除を推奨しているメーカーが多いようです。
特にフィルターはエアコン内の中でも一番ホコリやゴミが溜まりやすい部分。
エアコンの内部にホコリが溜まっていると電源を入れた途端に嫌な匂いが漂ってきますよね。
常にキレイな風を保つためにはこまめなフィルター掃除が必要です。
とはいえ、フィルターを外してみたら内部も結構汚れていて「これは見てみぬふりが出来ないな。」なんて思ったことがありませんか?
ここでは自分でエアコン掃除をする方法と、気をつけたいポイントを見ていきましょう。
エアコンのフィルター掃除
使うもの
- 掃除機
- シャワー
- 台所用中性洗剤
- 歯ブラシ
手順
- エアコンの電源プラグを抜き、フロントパネルを開ける。
- フィルターを外す前に、フィルターの周りについているホコリやゴミを掃除機で掃除する。
- フィルターを外し、外側・内側の順で掃除機をかける。
- シャワーをかけて掃除機で吸いきれなかった汚れを落とす。
- 台所用中性洗剤と歯ブラシを使ってやさしくこすり洗いをする。
- 陰干しをして完全に乾かす。
ここでポイント!
フィルターのホコリやゴミを掃除機で吸うときは必ず外側から!
内側からかけてしまうと目詰まりを起こしてしまうのでNGですよ。
また、フィルターを外す前に周りのホコリを取ることも忘れずに。
フィルターを外す前に一度、掃除機をかけることで部屋中にホコリが舞ってしてしまうことを防ぐことができます!
吹き出し口の掃除
使うもの
- 雑巾
- 割り箸
- 輪ゴム
手順
- 水で濡らし硬く絞った雑巾で吹き出し口を拭く。
- 割り箸に雑巾を巻き、輪ゴムで縛ったお掃除道具を使って細かい溝を拭き上げる。
ここでポイント!
エアコンの吹き出し口は風の通り道。
どんなにエアコンのフィルターや内部が清潔でも、吹き出し口にホコリが溜まっていては出てくる風は汚くなってしまいます。
細かい溝も丁寧に拭いて行くことがポイントです!
本体の掃除
使うもの
- ハンディモップ
- 掃除機
手順
- ハンディモップで内部のホコリをとる。
- フィルターの奥にある熱交換器(冷却ファン)に掃除機を軽く当ててホコリを吸い取る。
ここでポイント!
内部の細かいところまで深追いして掃除するのはNG!
エアコンの内部や送風ファンのカビ汚れは適した方法で掃除をしないと、エアコンの風と一緒にカビ汚れが大量に噴出してしまいます。
ホコリを押し込まないように軽く「ササッ」とホコリを取ることを意識してみましょう。
しかしこれらの工程を自分で週1回の頻度でやるとなると大仕事ですよね。
腰が重くなって気付けばエアコン掃除をしなくなる、なんてこともありそう。
エアコン掃除スプレーにはリスクあり!?掃除を市販のスプレーで行う頻度とは
エアコンの内部を手軽に洗浄することができる「エアコン掃除スプレー」。
エアコン掃除スプレーの使用頻度はシーズン毎に使用することがおすすめされています。
ですが、健康への被害・エアコンの故障・詰まりなどリスクが高いとも言われています。
エアコン掃除スプレーのリスクとは?
- 健康への被害
洗浄液の洗い流しが十分出来ていないと、エアコンの本体に洗浄液が残ってしまいます。
そのままエアコンを使っていると残った洗浄液が風と一緒に部屋に充満し、洗浄成分による健康被害があるのではないのかと心配な声も。
また、洗浄液の洗い残しはカビが発生する原因の一つにもなります。
カビを吸い込むことでアレルギー性鼻炎や肺炎などの症状を引き起こす危険性があるので要注意です。
- エアコンの故障
洗浄液を全て洗い流すということは意外と難しい工程です。
洗い流せず残った洗浄液がフィルターやファンについたま固まり、目詰まりを起こしてしまうことがあります。
また、洗浄液の成分で部品が錆びてしまったり、室外機と繋がっているドレインホースを詰まらせてしまうことがあるようです。
最悪の場合には、エアコンが故障してしまう原因になることも。
さらに火災を引き起こすケースも発生しています。
スプレーを吹きかけた際にエアコン内部の電子基板や電気回路部分に吹きかけてしまい、火災が起きてしまいました。
スプレーを使うときには必ず取扱説明書に従って使用し、注意事項にも目を通すことを忘れないようにしましょう。
実際に知り合いの掃除業者の方に聞いてみたお話ですが、「洗浄力が足りない」という見解もあるようです。
表面的な汚れは取り除けても奥深くの汚れを取りきれず。
毎シーズンという高頻度で使用しているにも関わらず、見えないところで汚れが溜まってしまうのではないかと危惧していました。
エアコン掃除スプレーを年に4回と高頻度で使用することにより、フィルターの目詰まりやカビの原因などの見えないところでリスクが高まっていることが心配ですよね。
やはりエアコン内部の掃除はプロである業者に頼むのが良いのではないでしょうか?
自分でできる掃除だけじゃ足りない!?業者に頼むことがベストな理由
自分でエアコン掃除をするにも表面的なホコリやゴミを取り除くだけの工程となってしまい、限界を感じますね。
そのうえ、間違った方法で掃除をしてしまうと健康被害やエアコン故障の原因にもなります。
そんなときは掃除のプロである業者に依頼することがおすすめです!
エアコン掃除を業者に依頼するメリットをまとめてみました!
- 知識を持った業者が安全に掃除をしてくれる。
- プロならではの技術や掃除道具により、エアコン奥の埃やカビを洗浄することができる。
- カビを根絶させることで、気になる嫌な臭いを消すことができる。
- エアコンの風力が回復することで効きが良くなり、余計な電力消費を改善。節電にもつながる。
- エアコン掃除後に抗菌加工を施してもらうことができる。
エアコン掃除を業者に頼む場合、費用はかかってしまいますが安全に内部まで清潔にしてもらえるのでとても良い選択肢だと思います。
本格的な掃除をしてもらうことでエアコンを清潔に保ち、日々を快適に過ごせるのは大きな魅力ですね!
まとめ
- 業者にエアコン掃除を依頼する最適な頻度は「2年に1回」もしくは「1年に1回」
- 自分でエアコン掃除をする最適な頻度は「週1回」もしくは「月2回」
- エアコンは内部までホコリやゴミが溜まっているが、自分で掃除する場合は表面的なホコリしか落とすことができない。
- エアコン掃除スプレーは手軽に内部まで掃除することができるが、健康への被害や故障の原因などリスクが高い。洗浄力が低いとの懸念点もある。
- エアコン掃除はプロである業者に依頼することで安全に清潔さを保つことができる。
エアコン掃除の頻度や業者へ依頼するメリットについて解説してきました。
費用がかかるという面では業者に頼むことを渋ってしまいそうになりますが、それ以上にメリットの方が多いと感じています。
やはりプロである業者に頼むことで自分では落とし切れない汚れや、安全面も配慮されていることが大きな魅力!
実際にエアコン掃除を業者に依頼している私の経験ですが、まだ業者に依頼したことがない人は是非一度お試ししてみてはいかがでしょうか?
きっと掃除が終わった後の気持ちがいい風とその快適さの虜になりますよ。
この夏はエアコンの内部の汚れまで綺麗に取り除き、心地よい風と共に夏を快適に過ごしていきましょう!
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