世界文学の名作と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?古典的な作品であれば、『三国志』や『西遊記』などの中国古典文学や、『戦争と平和』や『罪と罰』などのロシア文学が有名ですよね。
もちろんイギリスやフランスやアメリカなども素晴らしい作品がたくさんあります。
でも、世界文学の名作というと、どうしても古典に偏りがちではありませんか?現代の海外小説にも魅力的な作品がたくさんありますよ!
例えば、少女が金持ちの中国人青年との最初の性愛経験を語った自伝的作品『恋人』や、ハリウッド映画化されたサスペンス小説『ガール・オン・ザ・トレイン』などはどうでしょうか?
世界文学の名作というと敷居が高そうに感じるかもしれませんが、実際に読んでみると意外と身近な話題や感情に触れることができます。時代や国境を越えて共感できることも多いですよ。世界文学の名作に挑戦してみませんか?
世界文学の名作
私は旅行が大好きです。でも最近はコロナの影響でなかなか海外に行けませんよね。そこで私は、旅行代わりに本を読むことにしました。世界中のさまざまな国や文化を知ることができる世界文学の名作を5冊選んでみました。私が感動した理由も一緒にご紹介しますね。
『百年の孤独』(ガブリエル・ガルシア・マルケス)
南米の架空の国マコンドを舞台に、ブエンディア一族の7代にわたる物語です。魔法的リアリズムと呼ばれる手法で、歴史や政治、宗教、愛や死などを描きます。登場人物が多くて最初は混乱するかもしれませんが、読み進めるうちに一族の運命に引き込まれます。ラテンアメリカの豊かな想像力と情熱が溢れる作品です。
『戦争と平和』(レフ・トルストイ)
ロシア帝国時代のナポレオン戦争を背景に、貴族や軍人たちの生活や恋愛を描いた大河小説です。登場人物は500人以上もいますが、主要な人物は5つの家族から出ています。トルストイは戦争の様子や社会的な問題も詳細に描写していますが、個々の人間の心理や感情も深く掘り下げています。ロシア文学の最高傑作と言われるだけあります。
『ノルウェイの森』(村上春樹)
日本でも有名な村上春樹さんの作品ですが、海外でも高く評価されています。大学生だった主人公ワタナベは、高校時代から想いを寄せる直子と再会しますが、彼女は精神的な傷から立ち直れません。ワタナベは直子と同じ寮に住む明るく自由奔放なミドリとも仲良くなりますが、二人への気持ちに揺れ動きます。青春時代の切ない恋愛を美しく表現した作品です。
『白鯨』(ハーマン・メルヴィル)
19世紀初頭の捕鯨船ピクオード号に乗り込んだイシュメールは、船長アハブが巨大な白いクジラ「白鯨」を執拗に追いかける姿を目撃します。白鯨は以前アハブの足を食いちぎったことがありますが、それ以上に彼は何か深い意味を求めています。冒険小説としても楽しめますが、宗教や哲学的なテーマも含まれています。
『レ・ミゼラブル』(ヴィクトル・ユーゴー)
フランス革命後からナポレオン戦争までのフランス社会を背景に、貧困や不正義に苦しみながらも人間らしさや愛情を失わない人々の姿を描いた壮大な歴史小説です。主人公ジャン・バルジャンは19年間も監獄で苦しんだ後、司教から与えられた恩赦と信頼によって心を変えます。しかし、彼は過去から逃れることができず、執拗に追跡する刑事ジャベールと対峙することになります。
この作品は、「悲惨な人々」という原題通り、社会的弱者や被差別者たちの悲しみや苦しみをリアルに描写しています。しかし同時に、「レ・ミゼラブル」という邦題通り、「不幸せではない人々」という意味もあります。それは彼らが持つ希望や勇気や愛情が光るからです。
この作品は私たちに何を伝えようとしているのでしょうか?
以上、私が感動した世界文学の名作5選!でした。皆さんもぜひ読んでみてくださいね!
一番感動した本はこれ!
今回は、「あなたが今まで読んだ中で一番感動した本は何ですか?」という質問に答えてみたいと思います。この質問に答えるのって難しいですよね。私も色々迷いましたが、やっぱり一番感動した本はこれだと思います。
そう、「君の名は」です!この小説を読んだ時の衝撃と感動は忘れられません。新海誠さんの映画も見ましたが、小説も素晴らしかったです。二人の運命が交差する物語はまさに奇跡ですよね。
この小説では、東京の高校生・瀧と田舎の神社の娘・三葉が夢の中で入れ替わる現象が起こります。最初はお互いを知らない二人ですが、徐々にメモやスマホでコミュニケーションを取り始めます。そして次第に惹かれ合っていきます。
しかし、ある日突然入れ替わりが止まってしまいます。瀧は三葉に会いたくて田舎へ向かいますが、そこでは衝撃的な事実が待っています。「君の名は」では時間や空間を超えた恋愛物語が展開されます。
私はこの小説を読む度に泣きましたし笑いましたし驚きましたし考えさせられました。「君」という言葉や「糸」というモチーフが重要な役割を果たしています。「君」という言葉では相手への想いや尊敬や親しみや距離感が表現されます。「糸」というモチーフでは運命や絆やつながりや切断される危機感が表現されます。
この小説では、男女の入れ替わりというファンタジー的な設定がありますが、それだけではありません。実際に起こった天災というリアルな要素も絡んできます。そして、その中で二人はお互いを探し求めて奇跡を起こします。
私はこの小説を読んで、自分の人生にも奇跡が起こるかもしれないと思いました。そして、自分の人生にも大切な「君」がいるかもしれないと思いました。そして、自分の人生にも強く結ばれた「糸」があるかもしれないと思いました。
あなたもこの小説を読んでみませんか?きっとあなたの心に残る作品ですよ。旅行代わりに本を読むなら、「君の名は」をおすすめします!
まとめ
世界文学の名作を紹介します。
『地球の歩き方』シリーズ
これは定番ですが、旅行ガイドブックとしても優れているだけでなく、各国の歴史や社会についても詳しく書かれています。写真やイラストも豊富で、見ているだけで楽しめます。
『アラビアンナイト』
東洋の魔法や冒険が満載の物語集です。シェヘラザードが王様に毎晩語る話は、千夜一夜に及びます。中東やインドなどの異国情緒を感じられます。
『海辺のカフカ』
村上春樹の長編小説です。15歳の少年カフカが家出して四国へ向かう物語と、老人図書館司書ナカタが不思議な力を持つことになる物語が交錯します。日本各地や二次大戦時代の中国などを舞台にした作品です。
最近はなかなか旅行に行けないので、本を読んでいます。本を読むと、色々な場所や人に出会えて、旅行気分になれますよね。
『君の名は。』この本は、遠く離れた場所に住む男子高校生と女子高校生の中身が入れ替わってしまうという不思議な現象を通して、壮大なストーリーを描いた小説です。
私がこの本に惹かれた理由は、二つあります。一つ目は、登場人物たちの感情がとてもリアルで共感できることです。入れ替わった二人は、お互いの生活や環境に戸惑いながらも、徐々にお互いを理解しようと努力します。そして、次第にお互いに惹かれていきます。でも、その想いが届くかどうかは分からないし、会えるかどうかも分からない。そんな切なさやドキドキ感が伝わってきて、胸が締め付けられました。
二つ目は、美しい映像と音楽です。この本は映画化もされていますが、私はまず本を読んだあとに映画を観ました。本を読んだ時点で想像力が豊かに働きましたが、映画ではそれ以上に素晴らしい映像美に圧倒されました。
特に印象的だったのは、「糸守町」という架空の町の風景です。「糸守町」は、「彗星」という天体現象と深く関係しています。「彗星」の光や影響が「糸守町」を幻想的に彩ります。「彗星」も「君の名は。」の重要なテーマです。
音楽も素晴らしかったです。「RADWIMPS」というバンドが担当しています。「RADWIMPS」の歌詞やメロディーがストーリーとマッチしています。「前前前世」「スパークル」「夢灯籠」「なんでもないや」という曲名だけでも胸が熱くなりますよね。
『君の名は。』は私にとって忘れられない作品です。旅行代わりに読んだ本ですが、「君の名は。」自体が一つの旅でした。「君」と出会えて良かったと心から思います。