大山の紅葉の時期が来ます!マップで見るポイントは、神話にゆかりがあります! ~紅葉を楽しむだけではない!神話が生きるその山々を見よ!~

レジャー

大山の美しさは紅葉だけではありません!

この記事では紅葉の新しい楽しみ方を提案します!

大山のマップと紅葉をチェック

もうすぐ紅葉の季節です。

都内に住む方達は、島根県と鳥取県に関しては”遠い”とか、”交通の便がイマイチだ”と感じる人が多いように私は感じますがいかがですか?

だからなおさらオススメなんです!

この 大山=ダイセン という山は見応えがありますよ!

まだ、手つかずの自然がちゃんと残っていますから、人の手が加えられた観光地とは違う豊かさを感じられるはずです。

 

また、日本海側ですから、気温も低く、そのために紅葉が綺麗です。

私は、各地の紅葉を見ていて感じるのですが、温かい地域の紅葉よりも寒い地域の紅葉の方が、山の色が鮮やかだと感じます。

皆さんはいかがですか?

大山の紅葉はマップで場所を確認して!

国土地理院

大山=ダイセンは地図で言うとココです。

国土地理院

拡大するとこんな感じです。

鳥取大山観光ガイド

鳥取大山観光ガイドのサイトから画像を引用いたします。

本当に絶景なんですよ!

鳥取大山観光ガイド

鳥取大山観光ガイド

鳥取大山観光ガイド

大山ではなく富士山の場合は、裾野がとても広いですから、富士~~~!って感じがしますよね?

壮大で遠大な感じを受けます。

でも、大山はそうではなく、もっとぐっと近いんです。

なんだか、温かく包み込まれて、「帰って来たよー!」って言いたくなる感じです。

(私個人の感想ですが…。)

私の大山の楽しみ方

富士山

大山

紅葉を愛でるだけなら、「ああキレイだね」でしょう。

サイトをいくつか調べるなら、「ああ、観光サイトね」となるでしょう。

 

ここでは、私の楽しみ方をご紹介します。

大山の神話が私たちの生活に繋がって、紅葉を見るときの感動も深まるのではないかと思います。

大山の神話を知れば紅葉の奥深さもさらに楽しめます!

皆さんは、日本の神話、昔話で、古事記というものをご存じですか?

「学校で習ったことはあるし、聞いたことはあるけど、よく知らない」という人も多いのではありませんか?

 

いろいろ人それぞれの意見はあるでしょうが、大雑把に言って

海外にも神話が沢山あるように日本にも神話があるのですよ。

と言うことです。

 

そして、神話からずっと繋がっている血脈が天皇陛下と皇室です。

その神話と実在の天皇家の伝承と歴史を書かれているのが古事記なのですが、

 

ただ実は、古事記以外にも神話伝承と、各地の歴史があるのです。

まあ当然ですよね。

 

昔は東北、北海道、九州南部、沖縄などはほぼ別な国で、日本の統治には無かったのです。

 

だから、その土地にはその土地の神様=神話があり、その国の歴史があったのです。

 

それらのいくつかが現在も残っています。

それが風土記というものです。

 

古事記=“日本(ヤマト)”の神話伝承

風土記=その土地の神話伝承

 

と思って貰えたら良いでしょう。

 

加えて、

昔は○○県○○県とは言わず、

常陸国、出雲の国、紀伊の国と別な名前が付いていました。

 

その中で、大山の地域は出雲の国と言ったのです。

そして、出雲の国には「出雲国風土記」という神話伝承が現在も写本で残っているのです。

 

ほかに残っているのは常陸国風土記です。

そのほかは今は消失しています。

残念ですよね。あったらみてみたいですよね。

 

 

 

大山周辺の土地は

出雲の国(いずものくに) 

因幡国(いなばのくに)

伯耆国(ほうきのくに)

という3つの国がありました。

 

ただ、古事記にも出てくる因幡の国の話、

因幡の白ウサギの話は、昔話でも聞いたことがある人も多いでしょう。

 

コレを機会にみなさんも古事記を読まれてみてはいかがですか?

中学、高校で古文を習った人は、古事記なら音読すれば読めますよ。

古事記は、Amazonの中古本で数十円で買えます。

大山の神話と伝承について

さて、話を大山の神話と伝承にもどします。

「出雲の国」周辺は大和の国とは違う神様と伝承があり、古事記には載っていないことも沢山あるようです。

 

その中で大山の神話は壮大です。

ストーリーを大雑把に言うと

“ヤツカミさん”という神様が、

「この国は小さいからあっちの国の土地の一部を引っ張ってきて、ココにくっつけよう!

 

そのためには、向こうの土地に棒を刺して、ここからその棒にロープを引っかけて引っ張ろう」

 

と思い立ってそうしました。

 

 

そして、引っ張ってきた土地が4つあります。

それが

 

  • 三穂の埼 (みほのさき)
  • 闇見の国 (くらみのくに)
  • 狭田の国 (さだのくに)
  • 八穂米支豆支の御埼 (やほしねきづきのみさき)

 

という4カ所です。

 

 

そして、それらの土地をこっちから引っ張った場所が2箇所あり、

それが

 

  • 火神岳(ひのかみだけ)=大山
  • 佐比賣山(さひめやま)=三瓶山

 

 

 

と言う土地です。

 

ここで一番大事なことは、

いまの地名はその神話から付いた名前であり、

後から名付けられたのではない。

神話が実在している。 →神話は実話ではないか?

 

と想像できるということです。

神話、伝承とは言いますが、実際はヤツカミさんという人物

  • 別な国に取られていた自国を取り戻したのでは?
  • 他の国からの人達を自国に招き入れて、その人達で作った国が出雲の国では?
  • 本当に神様がいて、その土地を引っ張ってきたのでは?

などです。

あなたも、いろいろ想像を楽しんではいかがですか?

 

まとめ

紅葉を見る と言うだけなら、それだけで終わるでしょう。

 

しかし紅葉をきっかけに内的啓発や、内的考察、神話に思いをはせる、など、

楽しみ方を外に向けずに、内に向けて、紅葉はそのきっかけにする、というのは新しい楽しみ方ではないでしょうか?

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