こんにちは多摩蘭坂60’ZIMYです。
当ブログをご訪問頂きありがとうございます。
お彼岸も過ぎてようやく春らしくなってきました。
我が家の庭の「杏」の木も満開です。桜の花にそっくりでしょう。庭の前を通る人も「もう桜が咲いてる!」勘違いされる方が多くて、聞かれると説明しているんですが、東京の方は「杏」の花を見たことないんですね。
今年はたくさん実がなりそうです。10kgくらい収穫できそうです。
鶯のさえずりも聞こえてきました。一般的に「ホーホケキョ」って聞こえるといいますが、まだ鳴き方が下手で「ホーホ」とか「ケキョ」とかで切れてしまうんです。
これは「サエズリ」ではなく「グゼリ」というそうです。
今回はJR中央線国分寺駅の北口にある広大な森。
それは日立製作所の「日立中央研究所」です。
普段は厳重警戒で一般の人は絶対に入れない日立製作所中央研究所の敷地内に、毎年2回だけ誰でも入ることができる庭園開放日があるのです。
4月7日 追記
残念なお知らせ2019年春の庭園開放が中止になりました。
公開中止の理由は書いてありませんが改元で業務が忙しいのではないかとのこと。
天気にも恵まれて、桜も満開だったでしょうに、本当に残念です。
令和の公開に期待しましょう。
開放日は毎年桜の季節(4月の第1日曜日)と紅葉の季節(11月の第3日曜日)です。
このスケジュールは毎年決まっていて天候不良の場合は中止になってしまい延期になることもないので、本当に貴重な開放日です。
この中央研究所は昭和17年設立され、小平浪平社長の「良い立木は切らずによけて建てよ」という意志を受け、構内の樹木は極力守られました。その精神は今も受け継がれ、武蔵野の面影をとどめた美しい環境が保たれてきました。
それが「この木なんの木気になる木・・・・」のCMに受け継がれていたんですね。
庭園開放日は予約などの必要はなく、無料でだれでもはいれます。
日立製作所中央研究所アクセス
住所 東京都国分寺市東恋ケ窪1−280
JR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺」駅北口より徒歩約10分
開演時間:10:00〜14:30
宣伝などはしていませんが、バスツアーも訪れるほど有名になり開園時間の10時前には行列ができるほどです。
門を入るとすぐに「返仁橋」という橋があります。昔は「変人橋」という字だったらしいですが、初代象所長の「研究者は変人であるべきだ」述べたことからつけられたとか。ユニークですね。
橋を超えると大きな芝生の広場が広がります。そこで園内の案内図をもらいます。
研究所の敷地は20.7万平方メートルおよそ東京ドーム5個分、庭園だけでも1万平方メートルあるそうです。
桜以外にも、樹齢100年以上のケヤキやヒマラヤ杉、生きた化石いわれるメタセコイアなど120種類27,000本以上の樹木を擁しており、ムクドリやコジュケイなど約40種類の野鳥のサンクチュアリになっています。
桜の種類
桜の種類はソメイヨシノのをはじめ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、ベニシダレザクラ、ヤエザクラなど、いずれも立派な桜の木が何本もあります。
ただ、開園日が4月の第1日曜日と決まっており、桜の開花情報などは考慮にいれていないため、お目当ての桜には早すぎたり遅すぎたりということも。
案内図の散策コースは大きな池沿いを歩く感じになっています。
池には白鳥やマガモがのびのびと泳いでいます。時折「翡翠」(カワセミ)の姿も見られるそうです。
池の奥には国分寺崖線からの湧水が出ており、多摩川水系の一級河川、野川の源流となっています。
森林浴のあとはショッピング
芝生の広場には模擬店が多数出店しており地元の飲食店、農家の野菜やお花などが販売されています。
昨年は国分寺で有名な「胡桃堂喫茶店」も出店していて本格的なドリップコーヒーが人気でした。
くれぐれも大きな買い物袋をお忘れなく。
また、芝生に座って模擬店で買ったランチなんてピクニック気分味わいたい方はレジャーシートもおわすれなく。
小さいお子さんも、ベビーカーも大丈夫です。
まとめ
現在、国分寺駅周辺は急ピッチで開発が進められています。
国分寺は比較的緑の多い街ですが、世代交代で徐々に「屋敷森」が減ってきています。
一度失ったら取り戻せない自然を、一企業に任せるだけでなく注意深く守っていかなければならないと感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
付録
国分寺にはグルメにはこたえられないお店がたくさんあります。
ぜひお立ち寄りください。
国分寺の居酒屋 京料理「一滴」
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