こんにちはZIMYです。
いつも当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は国分寺の個性的なカフェ「ほんやら洞」をご紹介します。
JR「国分寺駅」南口を左に出てまっすぐ坂を下って行くと道の反対側に都立殿ヶ谷戸庭園があります。
京王バスの停留所を過ぎると坂の途中に、カフェやアンティークショップが入るマンションがあります。
ほんやら洞はそのマンションの一番端っこにあります。
いまでは蔦に覆われて店の看板もはっきり見えない状態で、なにやら怪しげな雰囲気に包まれています。
近づくと、中央に扉が一つ、白い壁に黒い枠の窓が両側にあり、周りの景色とは、少しギャップがあります。
入り口の横にはスパイシーカレーと書かれた紙が貼ってあります。
そう、ここは1970年代に毎週のように訪れた場所です。
残っているのは、「ほんやら洞」さんだけかな。
ガロというグループの「学生街の喫茶店」という曲がはやっていたころでした。
「ほんやら洞」の斜め向かいに「寺珈屋」という喫茶店が有り、いつもそこにたむろしていました。
酒が飲める歳になってもいつも集まる場所は一緒、つぎにいくのがその当時、村上春樹さんがやっていた「寺珈屋」の地下にあった「ピーターキャット」。
ジャズバーなのに曲も聞かず大騒ぎして春樹さんに、叱られてました。(笑)
スパイシーチキンカレーをいただく
店内にはいると1970年代にタイムスリップしたようです。
ポスターから今もシンガーソングライターの中山ラビさんがオーナーをされていることがわかりました。
その当時はメニューにカレーはなかったかな。
いまお店で働いている子たちの生まれる前の話ですからね。
名物というので、早速「スパイシーチキンカレー(ラッシー付き)」を注文しましょう。
ラッシーとピクルスが運ばれ、すぐカレーがきました。
カフェ系の普通のカレーだと思っていましたが、スパイスの効いた本格的なカレーでした。じっくり煮込まれた、チキン。
思わず汗ばむ辛さのインド風カレーです。
大量のスパイスをミックスしたシャープな辛味は、店主の中山さんが、3年ほどかけてようやくたどり着いた味なのだそうです。
柔らかく煮込まれた、鳥のもも肉の塊をスプーンでほぐしながらいただきましょう。
少し泡立てたラッシーにシナモンを少しふりかけているようで、爽やかな甘みが痺れた舌を癒してくれます。
カレーの味には大満足。その他のメニューにも期待がもてますね。
山椒の香りが食欲をそそる本格派「しびれるマーボはん」
山椒がピリリと効いて刺激的な辛さなんでしょうね。
大きめの豆腐がはいっていて、ボリュームも満点。
ボロネーゼ
かなり細めのパスタを使用しています。バゲットが2枚付いてきます。
ソースはよく煮込まれていますが、野菜の形状は残しています。セロリとピーマンの香りが前面に出ています。
「珈琲五番町」
ハンドドリップで丁寧に淹れた「珈琲五番町」
コーヒーやチャイ、カフェオレなどドリンクメニューも豊富です。
美しい器で提供されたのは、一杯ずつ丁寧に淹れられたドリップコーヒー。おかわりは250円なので、のんびりしたいカフェタイムには嬉しいですね。
まとめ
「ほんやら洞」は多くの要素を持った場所です。
ここはヒッピー時代の空気を残した最後の場所として、国分寺の街にとって、ひとつの文化の象徴であるように思います。
また、多くの人にとっても居心地のよい場所であり、人と人の間をつなぐ空間としての「ほんやら洞」の役割はとても大きいと言えましょう。
現代の日本社会では、プライベートで知らない人と話し、そこから体温を感じるコミュニケーションを育てられるチャンスはそう多くないでしょう。
「年齢を超えて話ができるのが一番楽しい」
常連さんの言葉が心にしみます、いつまでも残って欲しいお店です。
今回は40数年ぶりに友人に再会した懐かしい気分でした。
それでは今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また、次回の「ZIMYの東京グルメ紀行」でお会いしましょう!
さようなら〜!
【ほんやら洞】
住 所 東京都国分寺市南町2−18−3国分寺マンション1F
TEL 042ー323−4400
営業時間12:00〜25:00
定休日 無休
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