【HSPとの出会い。敏感な気質を持った女の生活】

健康

自分は気にしすぎだと思った。細かなことを気にするのは性格だと思っていた。

心配性なのはもちろん。ちゃんと家の鍵を閉めたのに「ちゃんと閉めたのか」確認しに戻るのは

日常茶飯事の出来事である。

「ああ、あの時あんなことを言ったけど大丈夫かな」と半日以上も悩む事もしばしばある。

ある一人の女のHPSとしての生活模様を綴って行ければと思います。

『HSPとは』--HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」
という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」
と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。

人の多いところは苦手。。。ショッピングセンター・都心の街。

私にはあまりにも刺激が強かった。光が強い。

道を歩いていると、人込みだったり、人の混んでいるところ

光が多い夜のネオン街。あまりにもそういったものに触れていると

そっと世界を閉じたくなって一人になりたくなる。・・・一人時間を満喫できるカフェが好きだ。

ゆっくり自分と向き合いながら飲み物を口に含む時間が好き。

・・・しかし座る席が重要だったりする。周りの事がものすごく気になる。

好きな席であれば何時間もいたりするけれど、細かいことが気になる私は『長居』というのも

難しいタイプかもしれない。

 

あまりにも見えるものが多すぎる!?視界を遮断したくてサングラス購入を検討

あまりにも見えるものが多いと思う。街を歩いていると色んな人の色んな様子が見えて来て

しんどい時がある。聞こえてくる喋り声や話の内容・・。聞きたくもないのに情報が耳に入ってくる。

そんなのがしんどくなって一度サングラス購入を考えた。

常にイヤホンはしているし、周りは情報過多過ぎやしないか。と思う。

 

ある時のイオンでの話

母のおむつの購入で介護用品を見ていた時、一組の介護者と車いすの女性がいた。

介護の男性が一方的に車いすの女性に畳みかけるようにして罵声をあびせていた。

私はその場で凍り付いた。移動したっていいのに足が床から離れない。

まるで自分が言われているかのような息苦しさを感じた。

「はあっ・・はあっ・・」何故か息が上がってくる。

何故そんなにもきつい言葉を使うのだろう。

車いすの女性は耳をふさぐようなリアクションをして耐えていた。

いたたまれない苦しさだった。ああ、ダメだ。このままいると影響を受ける。

ーーー私はたまらずその場を立ち去った。

周りの不機嫌、強い言葉にも強く反応が出てしまう。

 

自分のペースで仕事が出来る『リモート勤務』は向いているかもしれない。

私は約3年ほど、コールセンターのリモート勤務をしている。

たまに出社すると周りの人とお喋りが出来て楽しい反面、

「自分の声がうるさいかな」「あの人ヒソヒソ話しているけど私の事を言っているのかな」

・・・そんな風に色んなことが気になってしまう。

私はある時占いに出向いた。占いの先生は「ある意味ではリモート勤務はあなたに合っておりますよ」

そう仰った。確かに、人と話せて楽しい部分もあるけど、周りの事を考えず、自分のペースで仕事ができるって

いうのは自分に向いているかもしれない。と思った。

 

過敏であるからこそ気づける、人の気持ちや痛み。

「この人なんか病んでる」

リモートという限られたコミュニケーションの中で、いつもと違う様子の女性に気づいたことがある。

これはHSPである私ならではだと思っている。

多くの情報を受け取るからこそ、変化や細かい事に気づけるのだと思う。

今はその特性を生かし切れていないけど、きっと生かせる場所へ行ったら人の助けになるかもしれない。

そんな風に思う。

 

痛みが分かるから関わりたくない。好きだからこそ関わりたくない。

動物が好きだから、不幸な環境にいる子だったり不幸せな状況にいる子などを見るとたまらない気分になる。

とても痛くて苦しい。感情が溢れ出してたまらなくなるから、情報はあまり得たくない。

自宅で一緒に暮らしているインコ達を幸せにすることで手がいっぱいだ。

自分が出来ないことは無責任に手を出したくない。

 

過敏であるからこそ小さな出来事が幸せに感じる。

「今日は電車で座れた」「今日のバスの運転手さんがいい人だった」

そんな事でも私にとっては幸せな出来事である。

昔、病気で寝込んでばかりの時があり、普通に街を歩けること、食べ歩きが出来ること

行きたいところに行けること。そんなものであっても私にとってはものすごく幸せな出来事であった。

『昨日できなかった事が今日は出来た』一進一退で歩いている私の人生。

悪いこともある。大変なこともあるけれども、今あるものに感謝をして生きていきたいと思っている。

 

アルバイトをして知った、自分の出来る事・不得意な事

私はたまに派遣のアルバイトに行っている。

人見知りをしない性格から、接客業を主に選んで仕事をしているけれど

こないだ行った派遣の仕事はとても辛いものがあった。

入口から絶えず色んな人がやってきて、目を配って「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました~」

「いかがなさいましたか~」とお声がけするのってなんてしんどいんだろうかと思った。

途中から感情のスイッチがオフになって、何も見たくなくなった。

私は絶えず不特定多数の人が色んな方向から、やって来て、目配りのするような接客は向いてないんだと思った。

心底やりたくない。

 

ある女優さんの生活を見て知った、スローライフという生活スタイル

こないだある女優さんの生活を映したTV番組がやっていた。

私は何気なく見ていたけれど、「スローライフ」――聞きなじみのない言葉が耳に飛び込んできた。

「スローライフ」をネットですぐ調べてみた。

『スローライフ』とは――時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念、

あるいはこの概念に沿った生活様式をさす。

 

――そこには憧れの土いじり、植物との生活、とても優雅な時間が流れていた。

ゆっくり時間をかみしめながら、コップから見える湯気を見て

外に見える木々を眺めながら、ボーッとする時間・・・そんな将来も素敵だな。と思う。

将来は、翻訳家になって、家でゆっくりとした生活をするのもいいな。と思った。

 

最後に・・・

HPSは細かい事に気づきやすい特徴があります。

物事に気づきやすいゆえ、情報をある程度シャットアウトする。というのは

必要なことだと思います。

色んなことを考えて、色んなことに気づくからこそ、気疲れしやすいです。

普段から自分に優しくしてみる。ーーー自分の心の声に耳を傾ける。

普段身に着けるものは、肌触りのいいものを心がける。耳障りのいいものに触れる、

自然が多くある場所に行ってみる等。。。

 

物事は表裏一体で、いい面もあれば悪い面もあると思います。

なかなか難しいとは思うのですが、悪い部分だけに耳を傾けないで、自分の「心地よい」と思う事だけをする。

というのも立派な処世術だと思います。

 

私は色んな経緯があってHPSになったんだとは思うのですが、この特性を生かしながら

自分を苦しめず、生きていきたいですね。

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