じゃがいもの芽は取ってください!
じゃがいもの芽には毒があって、お腹を壊します。
でも、食べてしまっても少々大丈夫ですけどね。
この記事ではじゃがいもの芽の取り方と、出にくくするための保存方法、それから売られてるじゃがいもの芽が出ないようにするための処置がどのようなモノかをお伝えします。
まずは、じゃがいもの芽は取って食べましょう!
こんな風に思う人は絶対読んで下さいね
- じゃがいもの芽が出てる!
- 芽が出てたら取った方が良いんだよね?
- 子どもの頃習ったような・・・
- 料理は苦手だし、面倒だから、自信がない!
- でも、子どもに食べさせてお腹を壊したらどうしよう・・・
- 売られてるじゃがいもには芽が出ない様にするための処置をしていることが多いです。
じゃがいもの芽の取り方は?
皮むき器を使う
皮むき器にはこのような部分がついているものが、売られています。
その部分を使って、芽の部分だけをくりぬいて下さい。
上だけ取るのではありません。
芽の根っこのと頃までくりぬくようにして下さいね。
包丁で取る
包丁は先端ではなくて、根元の角をつかってくりぬきます。
包丁を使うと、結構大きな穴ができると思います。
また、引っかかるので、キレイに取れないはずです。
そのときは、グリッとえぐれば良いですよ。
妻楊枝で取る?
妻楊枝では、折れてしまって難しいと思います。
ですからあまりおすすめはしません。
やっている間にイライラしてきますよ。
緑色に変わった皮にも含まれます。
ソラニン、チャコニンはじゃがいもの色が緑に変わってしまったら、その皮にも含まれます。
だから、緑の皮は厚めにむいて食べましょう。
でも、皮が緑になったじゃがいもを見かけるのは、農家さんとか、料理屋さんとか、ケース単位でじゃがいもを扱う方とか、大量に日常にじゃがいもを扱う人だとおもいます。
「今夜のカレーにスーパーでじゃがいもを買った。あ、緑色してる~!」
なんて、そんな事はほとんど無いと思いますよ。
必見!!じゃがいもの芽を出にくくする裏技!
春にさせないで冬を維持する
じゃがいもは、冬に収穫されます。
想像して欲しいのは、じゃがいもは種芋といって、じゃがいも自体が「種」なんです。
と言うことは、植物は春になったら芽が出てくるので、冬の環境を作ってあげておくのが大切なポイント。
春とは
- 明るくなる
- 温かくなる
- 乾燥してくる
- 土の中
ですよね?
冬は
- 暗い
- 寒い
- 密閉している
- 外気に触れる
ですよね?
だから
冬の環境を維持してあげると、芽が出にくくなりますよ。
じゃがいもを長持ちさせる正しい保存方法はコレ!
冷蔵庫は野菜室を使いましょう。
じゃがいもは気温が10度~20度になってくると発芽し始めます。
その気温は‘春になるとというイメージですね。
と言うことは明るいことも発芽の条件です。
だから、
- 冷蔵庫の野菜室=5度
- 冷蔵庫の野菜室=暗い
- 冷蔵庫の野菜室=湿度が高い
という環境を作ってあげたら、
“まだ春じゃない“とじゃがいもは思うので、発芽しにくくなります。
リンゴをいっしょに入れる
じゃがいもと一緒にリンゴを1つ入れておくとリンゴから発生する“エチレン”がじゃがいもの芽がでるのを抑制する効果があります。
リンゴはいくついれるといいの?
じゃがいも30個に対して1個です。もちろん、じゃがいもの大きさにもよります。
ですので、じゃがいもをケースで手に入れる人は、リンゴを1個か2個一緒に入れておくと良いでしょう。リンゴは長持ちしやすい「ふじ」がおすすめ!
でも、日にちが過ぎるとリンゴが萎びてきます。
そのときは、リンゴを交換しましょうね。
リンゴを入れても春の環境では芽が出ますよ
リンゴが有効なのはもちろんですが、
リンゴは決して「発芽防止の薬」ではありません。
リンゴを入れても、春の環境にすると発芽します。
だから、まずは、冬の環境にしてあげて、発芽させない状況を維持してあげましょう。
じゃがいもの芽の毒素とは?
じゃがもの芽にはソラニン、チャコニンという毒素が含まれます。
だから食べると食中毒を起こしてしまうことが!
ただし!
「“多量”に取り過ぎたら」
という前提があります。
だから、常識的にそういう事例はあまりないはずです。
ましてや、ママが子どもに料理をするときにじゃがいもの芽を多量に食べさせることは無いですよね。
食べたらどんな症状が出るか?
それは、胃炎、嘔吐、下痢、頭痛、です。
もし、多量に食べたら、昏睡したり、死にいたることもあるとのことです。
食べたらすぐ分かるはず。ピリピリしたら、芽の毒素
じゃがいもを食べて、下がピリピリしたり、苦み、辛みを感じたら、それが毒素だとのこと。(私は経験がありませんが。)こういった違和感を覚えたらすぐに食べるのをやめて、その料理は全部捨てましょう。カレーだったら、鍋の中身ぜんぶを捨てましょうね。
「もったいない」ですが、それが食中毒予防の正しい処置です。
芽が出ないように放射線をかけている(食品安全の予備知識)
日本ではじゃがいもに限って発芽防止のために放射線をかけて売ることが許可されています。
放射線はコバルト60と言うモノです。
これはガンマ線というもので、透過する力が強いので、放射線をかけてもそのじゃがいもが放射能汚染するとか、そのじゃがいもを食べたらといって人間が内部被ばくすると言うことはありません。
ちなみに、海外からの輸入食材に関しても記載やマークがあります。それがこの画像。
消費量が多いじゃがいもにその処置をしないと、ロスがあまりにも多くて供給に影響がでるのでしょうね。
便利さを支えるために必要な処置であるわけです。
「芽が出たじゃがいもが大量に出回っていて、しょっちゅうお腹を壊す人が出ている国?」
にならないためには必要なことなのでしょう。
でも、放射線をかけてそれをしていると言うことは知っておくべき事ではないでしょうか?
まとめ
じゃがいもの芽の取り方とそれに関わる予備知識をお伝えしました。
ぜひ、じゃがいもは芽をとって冬の環境でそだててあげましょう。
また、発芽止め処置を施したじゃがいもの選び方も掲載しましたので、ご参考に!
コメント