「最近口臭が気になる…」
「歯周病予防って何をすればいいんだろう…」
など、お口のお悩みは様々。
そんなお悩みをお持ちの方はまず、オーラルケアを始めてみましょう。
ここで「オーラルケアとは?デンタルケアとは違うの?」という人へむけて、オーラルケアとデンタルケアの違いや正しいケアの方法についてご紹介します。
オーラルケアとデンタルケアの違い
「オーラルケア」とは、歯や歯茎だけではなく、口腔全体の清掃をして虫歯や歯周病、口臭を予防したり、治療したりする口腔ケア全体を指します。
「オーラル」とは口を使うことを意味し、「オーラルケア」は口の中を清潔に保つことをいいます。
虫歯が原因で頭痛がしたり、歯周病が心臓病の発症の要因になったりなど、口腔の疾患は全身の健康にも影響します。口の中だけではなく、全身の健康につながるのがオーラルケアです。
オーラルケア用品は歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシ、舌ブラシ、保湿剤なども含まれます。
オーラルケアは自己流だと不十分で虫歯や歯周病につながる可能性があるので、歯科医院で専門的な知識と技術をもつプロに口の中をチェックしてもらい、自分の口腔内に合ったオーラルケアをしてもらいましょう。
一方、「デンタルケア」は歯(歯茎も含む)の手入れという意味で使われます。虫歯予防などの歯の健康を保つためのケアや、歯の矯正、歯を綺麗に見せるホワイトニングなどもデンタルケアに入ります。
デンタルケアを毎日行うことは、少し面倒に感じることもあるかもしれませんが、歯や歯茎を健康に保つためにとても大切です。歯ブラシだけではなく、デンタルフロスを使って、一日一回就寝前にケアするようにしましょう。電動ブラシで歯磨きをしている人は、ゴシゴシ磨かないように注意しましょう。手先の振動でしっかり歯垢を落とす作りになっているので歯や歯間に当てるようにして使いましょう。
口臭が気になる人におすすめのオーラルケア方法
口臭は歯周病や、虫歯が進行していることが原因で起こることがありますが、健康な人でも口の中が不衛生だったり、唾液が少ないと細菌が増えて不快な臭いを発するようになります。
口臭が気になる時は、きちんとオーラルケアをしたつもりでも口の中に食べかすや歯垢が残っているかもしれません。歯垢や唾液の中にいる細菌が食べかすを分解する際に、口臭の原因となるガスを発生させ、臭いの原因になります。食事の後や、就寝前は食べかす・歯垢をしっかり除去するようにケアしましょう。
また、マウスウォッシュで口腔内を洗浄するのも口臭予防には効果的です。朝起きた時、長時間食事をしていない時は唾液が減少して細菌が増えている状態なので、口臭が起きやすくなります。食事をよく噛んで食べるだけでも唾液量が増えるので口臭を抑えることは可能です。それにプラスして、就寝前や食後に歯磨きをした後、マウスウォッシュで口腔内を洗浄すると、より細菌の増殖を防げます。
ただし、過剰にマウスウォッシュを使用すると、口の中で良い働きをする善玉菌まで殺菌してしまう場合があるので、使い過ぎには注意しましょう。
舌に付着している舌苔も口臭の原因になります。舌苔は舌の表面にあるでこぼこしている部分に食べかすなどが付着し、細菌が繁殖して白い苔状になったものです。この舌苔は実に口臭の原因の約6割を占めるといわれています。舌苔は舌にこびりついている苔のようなものなので、うがいだけでは落ちません。舌磨きをつかって、一日一回を目安に優しくケアしましょう。
口臭は、口腔内の悪玉菌が増えると起きやすくなります。その悪玉菌の増殖を抑えるためには殺菌という方法もありますが、善玉菌まで減らしてしまう可能性があります。善玉菌には様々な種類がありますが、WB21などの乳酸菌を生きた状態で取り入れることで、悪玉菌の増殖を抑えることができます。歯磨きや舌磨きを毎日きちんとしているのに口臭が気になるという方は、毎日の歯磨きの後に生きた乳酸菌を摂取することを習慣づけてみましょう。
歯科医院で行われるオーラルケアの種類は主に6つです。
・フッ素塗布
・歯列矯正
・ホワイトニング
・口腔内クリーニング
これらは自分ではできない高度なケアなので、虫歯や歯周病、口臭予防の効果を高めるために、毎日のケアと併せて定期的に受けるようにしましょう。
まとめ
口臭の原因や、オーラルケアとデンタルケアの違いについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?日ごろのセルフケアは十分そうですか?
毎日のオーラルケアを怠ると口の中の細菌が増殖して虫歯や歯周病、口臭の原因になってしまうことが分かりましたね!「毎日きちんと歯磨きをしているから大丈夫!」と安心せずに、お口の中を清潔に保つオーラルケアを始めましょう。
そしてオーラルケアは使用するものにこだわり、正しい方法で行うことが大切です。歯の健康を保つことは全身の健康を保つことにもつながるので、ぜひ定域的なメンテナンスとセルフケアを見直しましょう!