イネ科と聞けば1番に思いつくのは「お米」ですよね。
私たちの食にかかせないお米ですが、同じイネ科の中には、
やっかいな雑草もたくさんあることをご存じでしょうか。
イネ科の雑草はお米の収穫時期である8月から10月頃にかけてどんどん成長するだけでなく
背が高い種類が多いので見つけた時には早めに抜いておきたいですよね。
立秋が過ぎ、秋はすぐそことなりました。
雑草の被害を受ける前にイネ科について知っておきましょう。
【イネ科とは】
他の植物は花を咲かせると言う特徴がありますが、反対にイネ科は
花は咲かせずに穂を付けるという特徴があるので他の植物と非常に区別しやすいです。
また葉っぱにも特徴があり、葉脈(網目状や羽状など)が無く、細長い縦の筋しかありません。
【庭に生えた雑草!その種類と見分け方とは】
- オギ
ススキにとても似た雑草で、河川敷や田んぼの畦道など水分の多い所によく生えています。
日本には古くから生えてえおり、昔の人は茅葺き屋根の材料に使っていたそうですが
今の家では瓦やガルバリウム銅板が多いので使う人があまりいません。
その結果、雑草としてどんどん増えているようです。
・ススキは株元から何本も茎が伸びているがオギは1本1本離れている
・ススキは乾燥した所を好んで生えるがオギは湿った所を好んで生える
- エノコログザ
誰もが知っている「ねこじゃらし」。正式名称は「エノコログサ」と言うそうですよ。
すうふわふわとしたライトグリーンの姿なので、猫が好きなのはもちろんですが
小さい頃に摘んで遊んだ方も多いのではないでしょうか。
エノコログザはどんな所にも生え、背丈は20cm〜60cmまでと小さなものから大きなものまで幅広くあります。
可愛らしい見た目に反して生命力が強く、道路やコンクリートの隙間でも育つことができるそうです。
また、エノコログサの中にも、アキノエノコログザ、ハマのエノコロ、キンエノコロ、ムラサキエノコロなどたくさん種類があります。
- オヒシバ
踏まれても枯れたりすることなく絶えないことや
引き抜こうとしても、簡単に抜けないやっかいな雑草という意味で
別名「チカラグザ」とも言われているほどとても生命力の強い雑草です。
エノコログザ同様、道路やコンクリートのちょっとした隙間から生えます。
ひげ根といわれる無数の根で力強く根を張るので抜きづらいです。
乾いた土でも十分に育つことができるのでとてもやっかいですね。
【雑草が生えてからではもう遅い!?雑草対策に必要なものと対処の方法】
他の雑草類より力強く、抜きにくいイネ科。
対策にはどんなものがあるのでしょうか。
- 固まる砂や土
固まる砂や土とは、自然な色合いのため不自然な雰囲気にならないことが特徴の土系ぽ舗装と言われるものです。
砂や土に固化材を混ぜているので固めることができます。
戸建の家でも砂利よりも自然で歩きやすいと言うメリットから使われることも多いです。
水をかけるだけで簡単に固めることができるので、業者に頼まなくてもいいのが嬉しいですよね。
ホームセンターやネット通販で色々な色のものが販売されていますよ。
デメリットとしては、経年劣化が挙げられます。
長年使っていると欠け・割れ・苔が生えるなどのが現象が起きてきますので
メンテナンスは必要です。
- 防草シートを敷く
手作業で草を抜いたり、数ヶ月に1回除草剤を撒くのは手間ですよね。
そんな時におすすめなのがあらかじめ防草シートを敷くということです。
除草剤を使ってしまうと安全性が気になりますが、シートなので
薬品を使うこともなく他の植物にも安心です。
ホームセンターでは様々な種類のシートが販売されていますが
選び方チェック項目としては
・遮光率は高いか
・耐久性はあるか
・耐年数はどうか
ということが挙げられます。
雑草は湿った土、そして日光で爆発的に増えます。
水はけと遮光率はしっかりとチェックしておきたいところです。
また、どの防草シートも数年に1回は張り替えなければなりません。
しかし、敷き直す頻度は少しでも長い方がいいですよね。
耐久性・耐年数も見比べることをおすすめします。
- 注目のエコ素材!瓦チップ
SDGsが世の中に広く知れ渡り、実際に生活する中で意識されている方も多いですよね。
そんな方におすすめなのが「瓦チップ」です。
瓦チップとは、いままで廃棄されていた瓦を砕いてリサイクルしたものです。
雑草は酸性の土を好むのですが、瓦チップは中和させる働きがあるので
環境にやさしい防草アイテムです。
黒・茶・オレンジなどいろいろな色があるのでお家に合った色合いを使うこともできますし、
踏むと音がするので防犯対策にもなります。
リサイクルしたものですので、砂利や石などに比べると安く買うことができます。
【まとめ】
根が深く、なかなか抜くことができないイネ科の雑草。
見つけた時にはすぐに抜き、できれば根まで抜ききるようにしたいものですが
今の時期ですと熱中症になりやすい時期ですので
こまめな水分補給をしながら行ってください。
また、雑草の中には触ると痒くなるものなどがありますので
必ず園芸用の手袋をつけて作業するようにしましょう。
最後にご紹介した予防法もおすすめなのでごご自分に合った方法を試してみてくださいね。
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