あなたは年末年始はどんな過ごし方をしていますか?
当然、お参りもするでしょうし、年越しそばも食べるでしょう。
そういったイベントは、イベントとして過ごして当然です。
しかし、その風習しきたりがなぜ古来から行われているかをご存じですか?
実は、
門松一つ、しめ縄一つにしても、神様をお迎えするという内的な祈りがあり、
それが行為になって発生しているのです。
年末年始の休暇は単なる休みでは無く「新年」=「年(歳)神様」神様をお迎えするため準備と備品を!
門松とは、年神様が来るのに目印するためです。
松は自宅からの恵方に生えているモノを取って来ましょう。
松は肉体を持たない神様が「依り代」として使います。
ですから、実は竹よりも松の方が大事だったのです。
竹が使われているのは町人がお互い門松を豪華にする事で財力を張り合ったのが
始めらしいですね。
本当は松一本を心を込めて飾り、「年神様をお迎えする目印であり、依り代なのだ」とすれば良いとのことです。
年末年始、テレビではあまり言わない「しめ縄」の意味は?
しめ縄は、魔除けでありしめ縄の内側には不浄なモノが入れないようにしている結界です。
年神様をお迎えするにあたり、その結界内が不浄にならないようにしているのですね。
みかんを飾る“しめ飾り”はしめ縄の周りを飾ったもの。大事なのはしめ縄
しめ飾りはおめでたいという民間の感覚から、できたモノらしいです。
だから、大事なのは「縄で結界を作り不浄なモノを入れないようにしよう」とする祈りの行為ですね。
年末年始の無災害運動の一つ、あなたの家の神棚はキレイですか?
最近は神棚がない家も多いでしょうし、
マンションの一人暮らしなら神棚がないのも当然かも知れません。
もし、神棚があるならきちんとキレイにして、
新しい、お供えもしましょうね。
補足ですが、
もともと神棚がある家なら、
当然毎日やるべきなのがお水買えです。
お米ともり塩は10日に一回くらい。
松は枯れてきたら変えましょう。
ただし、
毎日の祈りで感謝と一日の行動宣言は欠かさないようにしましょうね。
お守りは捨てるのではない!お焚き上げといって、神社へ持っていて処理=宿った神様にお帰り頂く
あなたは、どこかで買った、またはもらったお守りはどうしていますか?
結局は捨てていると思います。
では、捨てるのにちょっと躊躇している人もいるかと思いますので、
ここでその捨て方をご紹介しておきます。
お守り、破魔矢、これらは神様の分魂が宿っています。
しかし、お守りはお社もなく、持ち歩くモノです。
すると、人間界の汚れや人の思いが乗っかってしまい、だんだんその効果=霊力≒神力が落ちてきます。
見た目も持ち歩くことでだんだんすり切れてくると思います。
大体言われているのは1年くらいでその効果は、無くなってくるだろう。とも言われます。
そこで、私個人の感覚では、
お守りは1年最後の大晦日か、それくらいに神社に持っていって「処理=お焚き上げ」してもらいます。
これは神社の神職が、お守りを単に焼いて処理するのではありません。
神社の神主さんが、ご神前の神様にお願いし、
「このお守りたちに宿っていた全ての神の分魂様方を“神界=神様の元々住む世界 ”にお帰り頂くようにして下さい」とお祈りします。
そして、分魂様がお帰りになると、その「モノ」は燃やすのです。
こうして、神さまと人とが一緒過ごした一年の締めくくりを行い、
来年は新しく、また神様にお越し頂くようにするのです。
天皇陛下もそういった神様のお迎えとお送りを常にしています。日本は神と一緒になって過ごしている国と国民です。
年末年始だけではなく、年中行事はいくつもあります。
どれも、稲作を中心としした、農業を生活の基本にした民族文化です。
天皇陛下も田植えの神事があります。
都会で過ごす、ネットだけの生活をするような時代とはここ10年くらいのもので、
あなたの両親、おじいさんおばあさん世代は農業が当たり前の時代でした。
その人達は文化をしる以前に、すでに神と一緒に生活するのです。
と言う事は、神様と同じ生活をしてきているとも言えます。
その子孫があなたです。
だからあなたも神の一部なのです。(#^.^#)
まとめ
門松、しめ縄、年中行事は神を近く感じる行為です。
是非、この記事を読むあなたは、
豪華ではなくても良いですから、
松を入り口に飾り、しめ縄をして、年神様をお迎えして下さい。
イベントとしての年末年始を過ごすのは来年、その次もいつでも出来るでしょう。
しかし、
神を迎え、神と一緒に年末年始を過ごそうと思うきっかけがこの記事で得られたのなら、
そんな年末年始を早速準備なさって下さいね。