家庭菜園でいちごを育ててみたい!そしたら大好きないちごを好きなだけ食べられる!そう思ったことはありませんか?でも、イチゴを育てるのって大変そうだし難しそう。今まで家庭菜園をやったこともないのに。そもそもおいしいいちごを自分で収穫するのは無理そう。
そんなあなたへ家庭菜園初心者でもおいしく育てられるプランター栽培に適したいちごについてお届けします。
プランター栽培におすすめ!いちごの種類と特徴
私たちが普段スーパーや八百屋さんなどで購入しているいちごはほとんどが温室栽培されているもので、家庭菜園には適さない品種です。少し聞きなれない品種かもしれませんが、露地栽培(ハウスなどの施設を使わず屋外の畑などで栽培する方法)で育てるのに向いているものを選ぶことが大切です。
イチゴは秋に花芽が形成され、さらに気温が下がると苗が休眠状態に入ります。通常は11月中旬に最も休眠が深くなります。休眠から目覚めるには一定期間一定の温度にあうことが必要です。露地栽培の場合、冬の間に一定期間、一定の温度にあうことになるので、春の早いころに休眠が打破されて生育を始め、4~5月に実を収穫できることになります。イチゴの自然な生育サイクルに沿った露地栽培では、春においしいイチゴが収穫できるので、ぜひ11月中旬に苗を植え付けて栽培してみてください。
秋から春にかけての低温期の栽培は、病害虫の発生が少ないので初心者でも簡単に栽培できます。
甘いいちごを収穫したい!おいしくて育てやすい品種は!?
ご存じの通り、いちごにはたくさんの種類があります。日本の品種だけでも300品種と大変多く、
世界的にみても日本人はいちご好きと言えます。確かに日本は各地で収穫できる品種が様々ですし、現在もなお品種改良や研究がすすめられ、さまざまな品種が生み出されています。
せっかく自分で栽培するなら甘くて美味しいいちごがいいですよね!!
ここからはおいしくて育てやすいいちごの品種を3つご紹介します。
「宝交早生(ほうこうわせ)」
露地栽培いちごといえば宝交早生!!甘みと酸味のバランスが良くおいしい品種です。
病気に強く、育つ手間がかからないいちごなので初めての家庭菜園にも適した品種です。
果肉がやわらかく店頭販売に向かないことから、この品種の新鮮なおいしさは家庭栽培ならではのものになっています。宝交早生の苗は12月上旬までを目安に植え付けましょう。
日当たりと水はけが良い環境を好むので、明るい場所に置いてあげてください。
たくさん収穫するには、1株あたりの土の量を十分にとることが大切です。
一般的な65センチ幅のプランターなら3株、鉢なら6号(18センチ)鉢以上に1株を目安にしましょう。
「章姫(あきひめ)」
「章姫」は「久能早生」と「女峰」を交配したいちごで、静岡県の萩原章弘氏が育成者です。
ほとんどのいちごは横幅のある円錐形ですが、章姫は長めの円錐形をしているのが特徴です。
強い甘さが魅力で、果肉が柔らかくて甘く大きくてジューシー。上品で濃厚な味わいがクセになるいちごです。
植え付け適期は10月から3月、結実期4~7月。たっぷり水をやり、日当たりの良い場所で管理しましょう。
冬でも戸外で十分に日光に当て、土の表面が乾いたら潅水しましょう。収穫機関が長いので、収穫中も肥料切れをしないように注意しましょう。
気温の高い場所だと鮮度の低下が進むので、収穫後は冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。
「蜜香(みっか)」
熟すと糖度14~18にもなる濃厚な甘さと、熟すと強烈な甘い香りを楽しめるイチゴです。
甘い果汁を蓄えた真っ白な肉質も特徴です。プランターでもおいしく育つのでおすすめです。
植え付けは9月中旬から11月中旬。冬の間にしっかり寒さにあてることが重要です。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。水のやりすぎには注意です。
蜜香は家庭菜園での作りやすさやおいしさを追求した品種なので、春の収穫を楽しみに栽培してみてください。
まとめ
一見難しそうに思えるいちごのプランター栽培ですが、家庭菜園に適した品種があり、初心者でも簡単においしく育てられることがわかりましたね!
ホームセンターで材料選びに悩んだり、持ち運びに困る場合は、インターネットでセット売りしているものを検討してみましょう!初心者むけの栽培セットがたくさん販売されていますよ。
いろんな品種を試してみて味を比べてみるのも楽しいと思いますし、自分で収穫したイチゴを家族や友達にふるまうのも楽しそうですし、喜ばれそうですね!
大好きなイチゴを自分で育てて好きなだけ食べる!は案外簡単に叶いそうです。