仏壇と神棚が日本にはあるけど、違いは何? ~神様と仏様の違い 外国人に答えたい日本の文化の基本~

文化

あなたの家には仏壇と神棚がありますか?

無くても良いですが、その違いは何かを考えた事はあるでしょうか。

最近は外国人も増えてきて、日本ではあまり聞かない宗教宗派を信じる方も沢山いますよね。

イスラム教、ヒンズー教、キリスト教、仏教もいろいろ種類があります。

この記事では、何教や何宗に関わらない大雑把な捉え方をお伝えします。

それによって、外国人に「日本には仏壇と神棚があるけど、どう違うの?」と聞かれたら答えられるようにしてみては?

同じように「お寺と神社はどう違うの?」への返答が答えられる様にしてみてはいかがでしょうか?

仏壇、お墓、お寺は神社より後に外国から入ってきたモノ

仏壇は仏様を中心にご先祖様を祀るためのモノです。神様ではありません。

同じようにお墓もご先祖様を祀るためのモノです。神様ではありません。

お寺は仏様を祀り、仏様に救ってもらう場所です。神様ではありません。

 

実は仏教というのは日本に元々無かったのです。

日本には仏教以前からいまも日本固有の神様がおられます。

 

そこに、新しい「外国の神=仏様」を入れてそっちを拝みましょう。」という人が現れました。

すると、喧嘩になりますよね。

なったのです。

それが宗仏論争です。

学校の教科書にも載っていますね。

 

結局、仏教は日本に定着しました。

 

しかし、元から居る神様と共存する形で定着したのです。

 

そして、日本全体が仏様の力で救ってもらおうという時期も長くあったのです。

 

そうして、日本では、お寺、お墓、仏壇が発展し、今も定着しています。

一般の人達はだれもが、死んだら仏様に極楽浄土に連れて行ってもらえる、と思っているでしょう。

神社と神棚は日本の神様を祀るモノ

神棚は神様を祀るモノです。仏様やご先祖様ではありません。

神社は神様を祀るモノです。仏様やご先祖様ではありません。

 

日本の神社はキリスト教とは違い、各神社それぞれで祀られている神様が違います。

一神教なら、どこの礼拝堂でもキリストを祀っているでしょう。

でも、日本の神社はその神社の由来を読んで、どんな神様が祀られているかを調べないと分からないのです。

 

そして神様は得意な専門分野があり、御利益が全然違います。

 

そして、神社の神様のトップが伊勢神宮なのです。

実は天皇陛下は日本の神様が人間の体で現れている

「古事記」という本の存在は知っている人は沢山いますよね。

 

あなたも知ってはいますよね。

では、読んだことはありますか?

無い人がほとんどですよね。

 

実は、古事記は日本の口伝での歴史を文章化したモノです。

日本は言い伝えのみで歴史が語り継がれてきていたのです。

あるとき、それを文章化しようとなり、できたのが古事記です。

 

その中には、

日本の神様の由来が全て書かれており、

日本という国ができた経緯が書かれています。

 

そして、

日本の神様の子どもの子どもの。。。。神様が人間の体を持って地上に降り立ちました。

その人が神武天皇です。

 

その神武天皇の子どもの子どもの子どもの、、、、で第126代目が 今の陛下 = 徳仁(なるひと)陛下です。

(天皇陛下とは敬称を“様“ではなく “陛下” を使います。この際、覚えておきましょう。)

 

だから戦前は「現人神=あらひとがみ」と呼んで、神様の対応をしてきました。

(戦後、人間宣言をして本当の人間になったと宣言してはいますが。)

 

天皇陛下は国民を大御宝(おおみたから)と呼び、とても大切にして家族のように思っています。

そして日本は天皇陛下と神様の血筋を一家の長として、国全体が家族なのです。

 

菊のご紋は天皇家のシンボルマークであり、

パスポートも日本のマークは菊のご紋が描かれています。

厳重注意!稲荷神社は神様では無い

ちなみに稲荷神社は神様ではありません。

タダの動物のキツネです。

 

何でキツネを神様扱いするか?

 

それは、おだてて餌を与えたら即効で、御利益をたくさんくれるからです。

だから、あなたが今すぐ御利益が欲しいなら、稲荷にお布施をたくさんあげたら良いでしょう。

 

しかし、動物ですから餌を与えなくなったら怒って仕返ししてきます。

それも何代にもわたってです。。。

ですので、稲荷神社にお参りするのは賛否が分かれるのです。

 

どう付き合うかは冷静に判断した方がいいのでは?

外国人に答えたい、日本の思想

外国人=一神教信者 は、

「なぜ日本には神と仏が一緒にいるの?」

「なぜ、イスラムもキリストも日本には一緒にいるの?」

と思う人がいます。

 

私たち日本人はなぜ、思想宗教が違う民族が一緒に溶け込んで住んでいるのか?

ふと立ち止まればちょっと疑問に思うはず

 

でも、普通に「喧嘩が無ければいいじゃない!仲良くしようよ!」

ってすぐ思いますね?

 

そうなんです。

その根っから持っている体質とDNAが日本人なのです。

 

これを「和をもって尊しとする」といいます。

 

さて、誰が言ったでしょうか?

聖徳太子です。

 

聖徳太子は前出の宗仏論争で戦争まで起こっていた、その真っただ中にいました。

そして、自分自身が新しい神=仏様 を熱心に崇敬することで日本の国を救ってきました。

 

そして建てられたのが法隆寺です。

建てられたのはいまから1400年前です。木造です。現存している事だけでもすごいとは思いませんか?

 

「仏さんは新人で外人だけど、こんなにすごいから、みんなもどうか認めてあげて!」となったのでしょう。

そして今や、日本の文化は仏さまと神様が共存する事となっています。

まとめ

仏様は日本に同化した外国の神で、お寺と仏壇と墓が専門です。

日本の神様神社にいらっしゃり、家の神棚にいらっしゃいます。

 

そして、日本は天皇陛下の神の一族が血を繋いでいる国であり、一家です。

日本国民はその神の一家に一緒に住んでいる家族です。

 

その家族=日本国民 はどの神様を信じるかよりも「和をもって尊しとすること」の方が大事だと感じるのですね。

 

戦後は、天皇陛下と言葉を使うだけで、批判する人がいますが、

それでも和を持って尊しとしたくなりませんか?

 

それが日本人の精神性ですね。

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